登記部の福井です。

今回はお仕事がらみではありますが、歴史探訪してきました。

東海道五十三次の中の一つ。宿場町である藤川宿です。
品川宿から数えて37番目の宿駅だそうですね。

全然知識もなく訪れましたが、町に残る雰囲気と残された貴重な文化財を見て普段あまり意識していなかった東海道に触れたような気がします。

webで見ると旧道巡りや宿場巡りを楽しむ方も多いようですね。実際map片手に散策されてる方も何人かいらっしゃいました。

写真は本陣跡地に復元された高札場に残っている高札です。
この高札自体は正徳元年（1711年）のものが現存しており、非常に貴重なものです。

しれっと高札って言ってますが、僕は今回初めて知りました。

法令などを記載したものを「高札」と呼び、民衆に周知させるために人出の多い場所に掲げ、その場所を高札場と言ったようです。
宿場にも設置され、各宿間の距離を測定する基点になっていたとされています。

上から「藤川より駄賃並人足賃」、「親子兄弟夫婦みな親しく」、「毒薬にせ薬種売買の事禁制」
といった事が記されています。

ちなみに石碑は岡崎市が設置している全然新しいものです（笑）

公図は明治政府の地租改正に伴い定められていますが、それよりもはるか前から
多くの人々が行き来していた場所を実感できる貴重な体験でした。